とり日記

日々思ったことの備忘録。

災害時について

大規模災害の場合、同じ地区に住んでいたとしても、それぞれの被害状況があまりに違うことがあります。


そういう時、どうしても人というのは比べてしまって、どうして私だけという不公平感だったり、絶望感だったり、周囲よりも一見被害の軽いことに後ろめたさや罪悪感だったりを、感じてしまうことがあります。


そういう時は、なるべくスルーを心がけてみるといいと思います。


難しいことだとは思います。こういう状況では、平常ではとてもいられないのは、仕方がないことです。


ただ、そういう感覚は、想像以上に人の体力や精神力を奪ってしまいます。ただでさえ疲労しているところに追い討ちをかけてしまいます。


足が浮き立つような罪悪感や、怒鳴りたくなるような不公平感が出てきた時は、「スルー、スルー」と心のなかで呟くだけでも、自分の中で冷静さを少し取り戻せたりとします。


また、軽く肩を回したり、その場で何度か足を踏み締めたり、手首を捻ったりするだけでも、思考は一瞬止まってくれます。
極度の緊張状態だと、人の体は思いもよらない強張り方をしてしまい、それがまた、体の負担になることが往々にしてあるからです。


もし考えに押し潰されて息苦しい時は、意識して体の一部を動かしてみるといいかもしれません。