全ての物事の前提条件を「出来る」としてみる試みについて
全ての物事の前提条件を「出来る」としてみたら、どんな気分になるだろう。
ここのところずっと、鬱々した気分になっているので、気分転換にちょっとした思考実験を試みようと思う。
以下に思い付くまま、いろいろと言い換えていく。
例えば。
料理をするを「料理が出来る」
歌を歌うを「歌うことが出来る」
エクセルを使うを「エクセルが出来る」
小説を書くことを「小説を書くことが出来る」
お金を使うことを「お金を使うことが出来る」
病院に行くことを「病院に行くことが出来る」
電話を取ることを「電話を取ることが出来る」
本を読むを「本を読むことが出来る」
お酒を飲むを「お酒を飲むことが出来る」
休みの間ずっと布団のなかでぐだぐだするを「休みの間ずっと布団のなかでぐだぐだすることが出来る」
・・・ものは試しでやってみたけれど、想像以上に気分がいい。精神衛生がてきめんに良くなっている、実感がある。
それじゃあ今度は、ネガティブなことも言い換えてみよう。やろうとしているのにやれないとか、出来ないこととか、出来るのにやろうとしないこととか。
さて、これはどんな気分になるだろうか。
例えば。
英語の勉強をしないことを「英語の勉強が出来る。今は勉強する時間を取っていない」
転職出来ないことを「転職出来る。今は現職に勤務し続けることが出来ている」
独り暮らししていないことを「独り暮らしは出来る。今は家族と過ごすことが出来ている」
オリジナル小説が書けないことを「オリジナル小説を書くことが出来る。完成に向かって進むことが出来ている」
休日に寝込んでしまって外出出来ないことを「休日に活動出来る。今はやらないと選択することが出来ている」
・・・文章にすると若干くどくなるな。でも効果は感じられている。さっきまであった、袋小路のどん詰まりになるような絶望感を、今は感じていない。
かと言って、無理やりポジティブを目指しているような感覚もない。
地に足が着いているというか、思考がちゃんと地面についている確かな手応えがある。多分、自分のベースにある考え方を、自分の言葉で書き換えているからだと思う。ポジティブだけれど他人のお仕着せの言葉では、ここまでしっくりこない。現に今までこなかった。
全ての物事の前提条件を「出来る」にしてみる。うん、これはなかなか良いツールのようだ。しばらく続けてみよう。