コミティア
コミティアに来ている。
より正確には、コミティアで列に並んでいる。
とある作家の方がサインをしてくれているというので、それを待っている。
昔、本当にかなり昔読んでいたマンガで、実はもうマンガは手放してしまったのだけれど、未だに内容も、コマも、セリフもはっきり覚えているくらい、印象深い作品だった。
それがアニメ化しているそうだが、見れる環境になく、残念ながらまだ視聴していない。
そんな、ファンというには烏滸がましい半端者なのだが、これも何かの機会だろうと、思いきって並ぶことにした。
口下手で、気の利いたことを何も言えない。本人を目の前にして、あわあわするだけで、ろくなことを言えない、と思う。今までがそうだったから。
ただ、前までは、それで一つ一つ落ち込んで、悩んだり、自己嫌悪したりしていたけれど。
今回はそれは、やらない予定でいる。
だってどうせ私は、口は回らないし、緊張屋だ。言いたいことや、思っていることなんて、十分の一もまともに言葉にならない。上手くやろうなんて、思う方が間違ってる。
ただ、その作品が好きであること、好きなキャラクターのことだけ伝えて、サインをお願いしようと思う。
※サインを頂きながら、好きなキャラクターをお伝えしたところ「親に趣味を心配されないか」とのお言葉を頂戴した。親ではないが友人には趣味を疑われている旨をお伝えすれば、大笑いして頂けた。満足。