とり日記

日々思ったことの備忘録。

心の支えはたまに本

ちょっと嫌なことがあった時、私はやたらと本を買い込む。
同人誌だとか、雑誌だとか、一般書籍だとか、小説だとか。ジャンルは問わずに目につく物を片っ端からめちゃくちゃに買って、ひたすら読み倒していく。


嫌なことがあると、人に話して発散する、というタイプがいる。自分の受けた苦痛だとか、不条理だとか、あるいはどうしようもない寂しさだとかを、話して、語って、わめいて、それでどうにか発散しようという人がいる。


私にとってはそれが、読書ということだ。他人の考えていること、話すこと、思ったことを読んで読んで読み倒す。思考の奔流にどっぷり浸かる。それで満足したら、ふっと浮上する。


多分もともと、私は寂しがりやなのだと思う。自分の心が心許ない時に、誰かの考えや心を身の近くに置こうとする。今だけでも良いから、ちょっと傍に置いて、支えにしたい、と思う。


誰かの考えや心をそっと傍に置ける。読書はだから好きだし、止められないなぁ、と思う。