とり日記

日々思ったことの備忘録。

2018年8月14日

エアコンを買うことにした。
古い一軒家で、日当たりの非常にいい西向きの部屋を長いこと自室として使っている。冬でも晴れれば息苦しくなるほど暖まる部屋だ。

今年の夏は酷暑である。日中はまともに部屋では過ごしていられない。仕事のある日はいいが、休日はとても部屋にいられず、外で過ごす。避暑というより避難だ。
来年もこの有り様では堪えられない。あまりに遅まきながら、エアコン購入を決意し、某家電屋に足を運んだ。

そこで分かったのは、古い家にエアコンをつけるというのは、とかく手間と費用がかかるということ。
エアコン専用のコンセントを作ること。ベランダの強度の確認。アンペア数の確認。配電盤の空きの有無。設置に想定される場所のサイズの計測。二階に設置するので、一階の配電盤から線を引くので最低でも工事費は○○円から。配管のカバーは○○センチから○○円。などなど。

まぁ明らかにすぐに確かめられることではなく、一度見積りをしてもらうということで、今日はその日取りを決めただけで帰って来た。

この凄まじい酷暑の中エアコンのない生活をしていて熱中症で亡くなる、なんて話をたまに聞く。特に今年はよく見聞きする。

まぁでも今回思ったが、エアコンって買うのもかなりハードルが高い。複数の会社から大小値段も様々なものが出ているし、買ったら買ったで工事は必要になるし。古い家だとエアコンなんて想定されていないから、工事も多いしその費用も張るし。

まだ年齢の若い自分でも、正直かなりうんざりだ。これでちょっとでも体を壊していたりだとか、あるいは年を取って動くのが億劫になっていたら、とても面倒くさくてやっていられなかったと思う。

高齢者宅にエアコンがないのも、まぁ、分からない訳でもないな、と思う。頼れる若い人のいない七十代八十代九十代が、一人で家電を見に行って、見積りと工事の日取りを決めるって、ハードルが高すぎる。自分なら絶対やりたくない。

エアコンがもっと気軽に設置出来たら良いのになぁ。・・・やっぱり手軽なのは冷風機? エアコンのない高齢者宅に配布していけばちょっとは違うのかしら。でもあれ、後ろからは熱風出るし、結構いい値段するし・・・。

もっともっと簡単に手軽に、体温調節出来るものがあればなぁ、と思いながらの帰り道。