とり日記

日々思ったことの備忘録。

習慣化について

効率の良い習慣化の方法って何だろう。


英語の勉強と、小説を書くことを毎日の習慣にしたいのだけれど、なかなか身に付けられないでいる。もう十年になるかもしれない。


ここ五年ほど遡ってみて、その間に一応習慣化できたものもあるのだけれど、上記の二つだけはどうも身に付かない。いや、一応出来た時もあるのだけれど、数ヶ月で止まってしまって、継続が出来ないのだ。


どうして身に付かないのかは自分でも分かっていて、間違いなく、ハードルを高くしてしまっているからだ、と思う。


英語の勉強だと、好きなアーティストの歌の歌詞を、毎日一曲ずつ翻訳をする、とか。


小説だと、最低三千字は毎日書く、とか。


どうも、出来る人のことばかり調べて、彼らのペースを真似ようとするあまり、明らかにハードルの高すぎる目標を作ってしまっている、と思う。


まだ身に付いていないことをやろうというのは、始めるだけで苦痛だ。だから最初のとっかかりは、低く低く、小さく小さくしなければならない。誰でも簡単、お酒に悪酔いしていようが、人生最悪の出来事があった日であろうが、まぁこれならこなせるだろうというくらいに簡単で、やりやすくしなければならない。


というのを、ここ十年近く習慣化に失敗し続けて、ようやく、自覚し始めたところ。


最初の目標なんて、「この歌詞の分からない単語を一つだけ調べる」とか「書きたいキャラクターのプロフィールを一つだけ決める、例えば血液型」くらい簡単なもので良かったのだ。


後は、強制力だろうか。低すぎるくらい低いノルマを、必ず実行するという強制力。


毎日、一単語だけは調べる。英語の歌詞の、最初のアルファベットを書くだけでも良いから、必ず。毎日、小説の設定を一つだけは決める。一文字だけで良いから、その小説を書く。句読点だけでも良いから、必ず。


こう書くと、どうにも格好のつかないやり方だなぁ、と思う。もっとスマートに、出来る人、才能のある人に見せたい、という欲が出てくる。


でも、だ。
残念ながら、私は英語の超々初級者だし、小説書きのペーペー中のペーペー、スタートラインの遥か手前にいる人間だ。


英字新聞をすらすら読める人でもなく、小説を毎日書いてウェブに公表出来るような、そんな人間では全然、ないのだ。


ついつい理想が大きくなりがちだけれど、そういう時は「目標は小さく小さく」と言い聞かすことにしようと思う。