映画の感想
映画を観た。最寄りの映画館がサービスデイだったので、連続二本。
観たのはペンギン・ハイウェイと銀魂2。どちらもとっても面白かった。
内容は語れないので、大まかな印象の感想を書く。
ペンギン・ハイウェイは、少年アオヤマくんと、不思議なお姉さんの話。不可解すぎるペンギンたちや、それを巡る謎と不思議、時々垣間見えてくる、ちょっと寒気のするような、ぞくりとする雰囲気のファンタジーアニメーション。
何より、小学生の子たちのわちゃわちゃや、男の子とお姉さんのちょっとドギマギするような(フェチズム的にはおねショタな)関係性が、とっても、最高だった。
こまっしゃくれた理系少年アオヤマくんも可愛らしいし(冒頭のスズキくんへの脅し文句では思わず声を出して笑ってしまった)、美少女ハマモトさんもいちいち愛らしいし、ドジっ子なウチダ君は素敵なマスコットキャラだった(釘宮さんが声だなんて、可愛くない訳がない)。
歯科医受付のお姉さんも含め(彼女のにじみ出る歯フェチぶりも含めて、見ていてエロチックでドキドキした)、出てくる大人たちは、なんだか皆浮世離れしていて、現代の舞台なのにふわふわとした空気感が凄くいい。・・・アオヤマくんのお父さん、登場シーン少ないのに出てくる度かっこよすぎて、ずるい。
銀魂2は、最初から最後まで笑って観てしまった。
だって、笑いどころが多すぎる。一応他の人もいるからと、最初は頑張って我慢していたけれど、とても無理。コメディシーンは、どの場面でも誰かしらのツボにはまっていたみたいで、必ずどこかで笑い声が上がっていた。もちろん、私もその一人。名だたる美男美女の惜しみ無い変顔と、容赦ない顔面崩壊は、とても、笑うなという方が無理だった。
殺陣シーンは、聞いてはいたけれど、本当にすごい。迫力があって、スピーディーで、大勢が一度に切りかかったり、入り乱れるのに、何がなんだか分からない、ということがない。シリアスでぴりりと緊迫した雰囲気と、どうかしているくらい箍の外れたギャグが交互に襲いかかってきて、息を飲むやら、笑いで息を詰まらせるやら、忙しかった。個人的には、沖田くんと神楽ちゃんのやり取りが大好き。格好いいし、可愛らしいし、殺伐なのにロマンチックで、素敵。
この間テレビでやっていた1をまだ観ていないので、帰ったら録画したのをちゃんと観なければ、と思う。
この間観たオーシャンズ8もそうだけれど、最近の映画ってあまりジェンダーを意識しないというか、スタンダードな男女関係や人間関係を書かなくなってきたなぁ、と思う。
・・・単に私が、オーソドックスな恋愛ものを観ないだけかもしれないけれど。でもCMにあった3D彼女も、デフォルトな男女ものとは雰囲気が全然違くて、面白そうだった。(ちなみにどの映画でも、3D彼女のCMは笑い声が上がっていた)
男女とか、性別とか、年齢とか、概念とか、全部みんな飛び越えてしまえる作品を、いつも求めていた。
昔はそういう作品は少なくて、なかなか見つけられず寂しい思いをしていた。今は沢山作品があって、とても嬉しい。
みんなどんどん飛び越えてくれ、飛び越したものを観させてくれって、思う。